ナチュラルな暮らし。: 小さな赤いワンピース

8月も残すところあとわずかとなりました。

みなさま、いかがお過ごしですか？

夏休みの疲れが一気に出たのか、旦那さんの風邪がちっちに伝染ってしまい、ここ数日はおうちで静かに（？）過ごすこととなりました。

退屈しているちっちのリクエストで、こんなものを作りました。

小さな赤いワンピース。

3月に完成したウォルドルフ人形のアンナちゃん。

ずっとちっちのお下がりワンピを着せられたままでした。

ちっちが「アンナちゃんのドレスを作って～」とせがんだので、一つ作ってみることにしました。

どうせ作るなら、ちっちが好きな布で仕立てようと思い、ちっちに生地を選ばせることにしました。

ピンクの生地を選ぶかなと思っていたのですが、予想外にちっちが選んだのはこの赤い生地。

実はこれ、30年以上前に実家の母が私たちにエプロンを縫ったりしてくれた生地の残りです。

2年前、日本へ帰国した際、実家の物置で発見し、大事にこの国まで持ち帰りました。

母は、編み物、洋裁、料理、そしてお菓子作りが得意で、いろいろなものを手作りしながら、私たちを育ててくれました。

この赤い生地には、そんな母との幸せな思い出が詰まっています。

裾の方にスカラップ風のデザインがついているのですが、ワンピースを作るには、少し尺が足りなかったので、

後ろ開きのデザインにし、不足分は持ち出しをつけて補いました。

最初はスナップボタンをつけたのですが、ボタンの開閉には思ったより力がいるらしく、ちっちはうまく留められません。

結局、普通のボタンにつけ直しました。

思い出の生地で仕立てた、小さな赤いワンピース。

母がしてくれたように、私もちっちに幸せな記憶を残してあげられたかな？

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