常夏のマレーシアで、fabric flower artist(布花作家)として講師業を中心に活動しています。レッスンでは、自らデザインしたオリジナルのパターンと、独自の染色法で指導しています。また、制作時にはカラーとスタイリングの知識をベースに、「お客様に似合う色」や「似合うデザイン」を提案させていただいています。レッスンやスクールのお問い合わせは、facebookより受け付け中です!

2014/07/17

ラマダン・フェアの戦利品



今日は、ローカルのお友達から情報をもらって、クラフトコンプレックスのラマダンフェアへ行ってきました。


毎年、手工芸品を扱ったフェアが2月末から3月に開催されるのは知っていたのですが、ラマダンの時期にもフェアが開催されているということを今回初めて知り、行ってみることに。


クラフト市に行ったら、真っ先に直行するのがこちら


かごのコーナー。

今回のフェアは2月末のInternational Craft Fairに比べると規模が小さくて、かごものを扱う店舗も数店舗のみでした。

いい商品は、初日に出払ってしまったそうで、在庫も品薄でした。

ううーん、残念っ!2月は絶対出遅れないぞっ。

今回のフェアのメインは、ハリラヤの時に配るクッキーやお菓子、そしてバティックの晴れ着などのようで、他の工芸品のエリアはとても小さかったです。

無料体験コーナーには、断食明けのハリラヤの時に食べるクトゥパッを折る(編む?)コーナーが設営されていました。


規模は小さいものの、前回購入したサラワクの壺のお店や、お菓子の抜き型のお店も出ていました。日本人でもマレー語を話すので、抜き型のお店の方にすっかり顔を覚えられてしまって、毎回フェアの時には挨拶を交わすようになりました。

ちょっと馴染み客っぽい感じで扱ってもらえると、嬉しいですね。

 そして、今回初めて見た工芸品がこちら




ソンケットという織物に使われる糸で行うマレー刺繍。

図案はイスラム経の一節やアラビア文字、偶像崇拝を禁止しているので、植物のモチーフ化されたものなどでした。

ビロードの生地に厚紙で切り抜いた台紙を当て、その上からゴールドや輝くターコイズブルーの糸などで、少しずつ刺繍していきます。

刺繍のやり方も独特で、そのまま厚紙に縫い付けるのではなく、ソンケットの糸を厚紙の上に渡して、その両脇を下地の色(画像では黒)の色の糸で留めていくという途方もなく手間のかかる作業でした。

ソンケットの糸は、東海岸の一部からしか仕入れることができない特別なものだそうです。

刺繍好きの375、こんな刺繍もあるのだなぁと思って、興味深く拝見しました。



さて、レポが長くなりましたが、タイトルに書いた今回の戦利品は、こちら






ピクニック・バスケット


あの少ない在庫の中から、一つだけ気に入ったので即購入。

サイズは縦22cmx横33cmx高さ20cm

もう一回り大きいサイズもあったのですが、ふたのデザインが気に入らなくて、少し小ぶりだとは思ったもののこちらを購入しました。

ピクニックバスケットがあったら買うと決めていたので、値切ってRM70。しかも、売り場の担当の方がいなかったので、隣の店の女の子にお願いして店主に電話し、値切ってもらって買いました(笑)

同行した関西出身のお友達から「値切ったの?てか、値切れるの?」と言われたので、「当然値切るでしょ?え?値切らないの?」と言ってしまったアタクシ。

九州人なのに、いつのまにやらローカル化(笑)

郷にいれば郷に従うのであります。


それでは、みなさま、ごきげんよう!



Craft Complex
 No 63, Jalan Conlay,
Kuala Lumpur
 10am-10pm
warna warni aidilfitri
(ラマダンフェア)
2014年7月10日~2014年7月23日 まで開催中